お役立ち情報

[ 用紙について ]

 書籍印刷に使われる紙は主として、上質紙、書籍用紙、アート・コート紙、そして表紙や見返しに使われる特殊紙です。

上質紙・・・ 白色度も良く、印刷適性も可、価格も一番安価ですので、一番普及している印刷用紙です。最も身近にあるコピー紙も同質の紙です。ただし、透過性もよいので、両面印刷の場合少し透けてみえる難点がありますが、読み捨てのものには多く使われています。
また、多量の頁数・部数がある場合にはコストを下げるために使われることもあります。
書籍用紙・・・ 淡いクリーム色がかった書籍専用の紙です。上質紙の欠点を補うだけでなく、可読性も高く、保存性にも優れていますので読むのが主体の書籍には一番多く使われています。かさを出すのに適したラフなものと、写真写りのよいやや硬質のものがあります。
アート・コート紙・・・ 表面をコーティングした紙で、白色度が最も高く、光沢もあり、写真写りが最高でカラー印刷にも最適です。高級感もありますが、読むには光の反射が強すぎ不向きです。自費出版では扉や口絵に多く使われています。
特殊紙・・・ 様々な種類がありますが、よく使われるのはレザックとかコットン紙の系統でしょう。表面に型模様があり、色数も豊富です。表紙や見返し、扉などに使われます。まれに和紙が使われることもあります。
個性的な本作りには欠かせない素材ですから、面倒くさがらず印刷所に出向き、色々見て相談に乗ってもらうのが良いでしょう。


| 本の仕上がり寸法 | 版面(印刷面)と組み方 | フォント | 用紙について | 製本の仕方 |


会社概要事業内容お問い合わせ特定商取引法律表示個人情報保護方針 Copyright Seikousha Co., Ltd. All Rights Reserved.