[ダイレクトオフセット印刷のすすめ] | |
一定部数以上の印刷部数を作る場合で,最も費用を掛けないで済む印刷の方法を具体的に説明します。テキスト,論文,文献複写,資料集,講演予稿集,概要集,名簿,文集などにご利用下さい。 ダイレクトオフセット印刷とは,WP・PCなどで文書を作成,編集した出力紙をそのまま複製印刷するやり方をいいます。もちろん一定の書式に従って手書きされたものでも同様です。原寸が一番好都合ですが,縮小・拡大も可能です。 この印刷方式は,お客様が版下を作りいわゆる完全版下を支給して頂くやり方ですから,支給された版下に当社が加工することは何もないことが原則です。ただし,そのまま使えず,印刷所の方で何等かの手を加える場合は,その手間に応じた費用が掛かることになります。 それにしても,活字に組むことから頼むよりは,遥かに納期が短縮され,最も低料金になる印刷方法です。ご利用をお待ちしています。 |
●完全版下の条件は | |||
1. | 版下のサイズが揃っている | ||
2. | 版面(印刷される枠決め)のサイズが原則として一定である |
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3. | 部分的に縮小したり,拡大したりするものがない |
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4. | 図版が所定の位置に貼り込まれている |
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5. | ノンブルが付けてある その他,打込んだり貼り込んだり,順序を変えたりなど手を加えることが一切ないことが条件です。当社で手を加えることになれば次のような費用が付加されます。 |
●付加加工の費用 | ||||
1. | ノンブル付け …… | 1頁 100円 | ||
2. | 張込み,合せ …… | 1頁 100円 | ||
3. | 縮率変更 …… | 1頁 100円 | ||
4. | 写真網入れ …… | 1点 2000円(貼込み料込み) | ||
5. | 平網・地紋 …… | 1点 500円以上 | ||
6. | 文字・数字・記号等打込み……量により相談 |
●ダイレクト印刷用版下作りへのアドバイス | |||
1. | 天地左右の余白(マージンという)を適度に取りましょう。狭すぎると息苦しく広すぎると間が抜けた感じになります。類似の書物を参考にして下さい。 | ||
2. | 字詰め・行詰めを定めて,版面(印刷される面)を原則的に一定にします。 | ||
3. | ノンブル(頁)は印刷した時に裏表の位置が合うように注意して下さい。版面を左右均等に定め,下中央にノンブルの位置を定めれば合うように出来ます。 | ||
4. | プリントは両面印刷するものでも,片面づつ出力したものを渡して下さい。 | ||
5. | 図表など貼込む時は,セロテープや通常の糊で貼るのは好ましくありません。スプレー糊がお勧めです。手際良くきれいに出来るし,貼り間違いや曲がりを直すのも簡単にできます。 | ||
6. | 図表など,縮小拡大が必要な場合はスペースに応じて寸法を割り出しコピーをとり,そのコピーを5の要領で貼込みます。 | ||
7. | 写真の網掛けが自分で出来る場合は,網掛けしたものを図表と同じ要領で貼込めばよいが,網掛けが出来ない場合は,所定の寸法に仕上げたプリントを軽く貼込んで置いて下さい。それも困難な場合は,所定の寸法にコピーをとり,そのコピーを貼っておきます。そして,写真とそのコピーにそれぞれ合番号を記しておきます。 | ||
8. | 完了したら手落ちがないか念入りにチェックし,頁順に揃えます。 | ||
9. | 両面印刷の場合,裏白になる頁には白紙を入れておきます。白紙の頁には通常ノンブルは付けませんが勘定には入れます。それをしないと,奇数起こしの頁取りが乱れ体裁が悪いだけでなく製本ミスの原因になります。 | ||
10. | 頁コピーを取り,必ず控えを取っておいて下さい。 |
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